酒場物語

二日連続、同じメンバー

翌日の5時半、私たちはアルコールを持って師匠を訪ねた。師匠は得意メニューの一つ、カニ鍋を用意してくれた。カニが終わったら、次は牡蠣を投入。最後はご飯と卵で雑炊に。師匠はママのリクエストに応えて、「お水ちょうだい」と言われれば、席を立つ。
本日の一品

ムール貝の饗宴

今日は「蒸したムール貝 サラダ仕立て」である。お互い最近読んだ本の話をし、社会の行く末に思いをいたし、久しぶりに知的刺激をいただいた。その時に師匠が最近読み、面白かった本が『日蓮主義とはなんだったのか』。700ページ近い大著である。
旅のかけら

インスタグラム詐欺 「カダフィの娘」とは?

A氏は「うまい話」に乗ってしまった。カダフィの娘が日本に住むために、A氏宛てに羽田空港に荷物を届ける。その荷物とは現金600万ドル。カダフィの娘の日本永住の手助けをしてくれたら、600万ドルの25%を報酬として渡すという話らしい。
本日の一品

グラス選びの楽しみ

古民家を利用したギャラリーは、「こんな田舎に?」と思うような場所にある。靴を脱いで上がると、先客が二人いた。ガラスだけでなく、陶器などの作品も並んでいる。ガラス窓から差し込む光が、作品をやわらかく照らしていて、心の落ち着く場所だ。
酒のみの健康術

そのひとことが言えなくて

私は去年、その病院で大腸カメラ、胃カメラの検査を受けた。その際、女医さんが「エコーも撮りますか」と聞いてくれたので、「お願いします」と答えた。すると、「右の腎臓に影がありますね」とのこと。つまり、腎臓がんの疑いである。
私が愛したお酒たち

息子からの贈り物

日本酒は「宗玄 大吟醸」と「加賀鳶 純米大吟醸」。宗玄は初めて飲む酒だったが、優美で繊細、キレもあり、実にきれいな酒だった。加賀鳶は強さがあり、こちらもいい。どちらも食中酒にするには惜しく、そのまま静かに口に含んでしみじみ味わった。
私が愛したお酒たち

増税対策は万全だった

今日(2019年10月1日)から、消費税が10%になった。先日、ススキノの「勝のやきとり」で、「増税前は駆け込みで買うものが多くてね。ビール、日本酒、ワイン、ウィスキー…」と指折り数えたら、勝さんも師匠も「そうだよな」と笑っていた。
私が愛したお酒たち

「ひやおろし」三昧の夜

北の錦、出雲富士、綿屋、杜の蔵のひやおろしを楽しんだ。乾杯は「北の錦 純米大吟醸 雪心」。ほかにも「一歩己 純米吟醸」「町田酒造 カタカナマチダ」「天明 秋の純吟 生」など。記憶にしっかりとあるのは、出雲富士のさっぱりとしたうまさ。
酒場物語

秋刀魚に思う

「これ、もって帰りなさいよ」と、女将がカボスを2つくれた。塩焼きにした秋刀魚にカボスを絞りかけ、大根おろしとともに口に含む。脂の乗りはもう一つだが、うまくないはずがない。鶴齢のちょっと濃いめの味わいもよい。しみじみ秋である。
本日の一品

飽きのこない酒肴

酒のつまみに何がいいかは、酒飲みにとって永遠のテーマ。「ビールなら枝豆、日本酒は塩辛、赤ワインだったらブルーチーズだな」などとよく思うが、同じものを食べ続けても飽きる。ところが、決して飽きないつまみが、私には一つある。
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