酒場物語

勝さんロス

昨日の12月20日は、ススキノの「勝のやきとり」最後の日。勝さんの奥様もカウンターの中でかいがいしく働いている。が、美女に「よし、アイコ握手しよう」と、何度も手を差し出す。最後まで女好きのキャラを貫いている。これぞプロだ。
酒場物語

眼鏡をはずそう! Let’s take off glasses !

常連さんの1組にAさんご夫妻がいる。Aさんの奥さん(A子さんとしておこう)は、舞台女優として札幌で数々の演劇に出ている。ご夫妻は、人もうらやむ美男美女のカップルである。私は最初、Aさんも俳優だと思ったくらいだ。二人のなれそめはというと…
私が愛したお酒たち

安来の地酒、月山を飲む

「月山 特別純米 出雲」を手に入れた。どちらかというと女性好みの、ほのかに甘い酒だが、しっかりとした芯のある上品なうまさがある。かすかに残る炭酸味といい、すっきりとした後味といい、飲んでいて実に気持ちがいい。
旅のかけら

カフカについてのかすかな思い出 a little memory of Kafka

プラハのカフカミュージアムに入ると、入口に小柄で、銀髪の品のいい老女がいた。パンフレットの売り子らしい。唇に指をあてて秘密だよといったしぐさで、「あなたがこのパンフレットを買ってくれたら、ただで入っていいよ」と言う。
旅のかけら

松江の居酒屋で王禄を飲む

3種飲み比べの超王禄はすっきりとした辛口純米。食中酒としてなかなかよい。丈経というのは、杜氏さんの名前らしい。うまみと強さがある。純米大吟醸酒は香りが華やかで、上品かつうまい。さらに「奥出雲ワイナリー」の「小公子」を一杯。
私が愛したお酒たち

安旨本醸造酒その1「上喜元 翁」

私の顔を見るなり、スタッフの方が「安旨の酒、入りましたよ」と、顔をほころばせて言う。高い酒を買わない客と、しっかり認知されているのである。で、薦めてくれたのが、「上喜元 翁」と「陸奥 男山 クラシックヌーボー」の2本。
酒のみの健康術

点滴生活の余滴(愛は風のようなものだよ)

初日から点滴の予測というか、覚悟があったので、読みかけの文庫本『ワインズバーグ、オハイオ』(シャーウッド・アンダーソン)を持って行った。「愛は風のようなものだよ。真っ暗な夜、木々の下の草を揺らす風さ」などという詩的な文をじっくり味わった。
酒のみの健康術

3日連続の点滴

先生はおなかを触診し、「急性胃腸炎ですね。点滴しましょう」と言う。最初に採血し、1本目の点滴を受けているうちに結果が出て、2本目を追加。ベッドでうとうとしていると、時々仲間由紀恵似の看護師さんが、優しい声をかけてくれ、白衣の天使に見える。
私が愛したお酒たち

「酒一筋」(岡山)の思い出

この酒を初めて飲んだ25年ほど前はインターネットの黎明期で、「ご近所さんを探せ」というサイトがあった。知らない地域のことを問い合わせると、親切な人が返事をくれたりした。留萌の人に地元の風景写真を撮ってもらい、送ってもらったことさえある。
本日の一品

コーヒー豆は自家焙煎で

あるコーヒー豆焙煎会社の創業者に聞いたのだが、「豆はしっかり焙煎すると、それだけ水分が飛んで軽くなる。うちではダブル焙煎といって、二度焙煎しているので、同じ重量の豆であれば、よその会社よりも豆の量が実質的には多いんです」という。
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