酒場物語

背中で語るほどではないにせよ

時刻は18時か。まだ、窓の外が薄明るい。「他人が一生懸命働いているこういう時間から飲むのが、うまいんだよね」などと、カウンター越しに女性バーテンダーに話しかける。相手は働いているというのに、ダメな客である。
酒場物語

Good  Bye , Darwin! (グッバイ、ダーウィン!)

2022年6月24日、札幌駅の高架下にあったブリティッシュパブ「Darwin(ダーウィン)」がクローズした。スタッフの一人ひとりとハイタッチし、最後にO店長とハグし(前日もしたのだが)、店を出た。Good  Bye ,  Darwin!
昼酒の記

蕎麦屋で昼酒 香季清流庵(札幌)の巻

この店、昼の営業は午後2時までだが、事前に打ち合わせをすれば、2時から貸し切りで飲めるのである。店主一人の店で、かつ夜の営業もあるため、2時間でお開きにするのがルールだ。店を出ると、私たちは当然のように2軒目を目指して歩き始めた。
日々のかけら

知事公館でお花見を

今年は花見をしようではないか。師匠の言葉に賛同し、4月の最終日、我々4人は正午に知事公館の中庭に到着した。うららかな陽光に芝は輝き、梅も桜もいい具合に咲いている。こんな素晴らしい春の一日があるのだから、人生は愛するに足りると言うべきだ。
日々のかけら

百均のスリーセブン

「お待たせしました。次にお待ちの方、どうぞ」私の前の女性、そして私がそのレジに並ぶ。前の女性はちょっと動作が遅く、なかなか支払いが終わらない。レジの女性が少しイライラしているのがわかる。彼女は中年以上のスタッフが多いこの店で、例外的に若い。
旅のかけら

いざ、小豆島へ その2 尾崎放哉記念館

西光寺というお寺の敷地に、あの「咳をしても一人」の俳人が最後に棲んだ住居がそのまま残っている。木造、二間の小さな庵だ。放哉は青年期に好きだった女性との結婚がかなわず、保険会社に入ったが酒で失敗を重ね、井泉水の紹介で西光寺にたどり着いた。
旅のかけら

いざ、小豆島へ その1 かぐわしい風

一生に一度はエーゲ海に行きたいと思っているのだが、その願いはかないそうにない。ならばせめて、日本のエーゲ海たる多島海、瀬戸内海に行こうではないか。ゴールデンウィーク前の閑散期を衝いて、コロナ禍も顧みず小豆島への旅を敢行した。
酒のみの健康術

PCR検査を受けてきた

突然、熱が高くなった。朝食後、急に体がだるくなり、少し下痢もした。とにかく寒気がする。喉も少し痛い。一度寝て、起きたときには37.5度になっていた。まずい。2日前に3人で飲み、2軒目で1年ぶりにススキノへ行った。
日々のかけら

映画「ヨコハマメリー」を観た

メリーさんは娼婦である。米軍将校のステディだった時期もあったらしい。1995年に彼女が姿を消したあと、監督が彼女の消息を尋ねていく中で、出会った人々の証言をつないでいくドキュメンタリーである。その中にはメリーさんを助けようとした人々もいた。
酒場物語

バーでブコウスキーを

その時、偶然彼女と目が合った。30分ほど話した後で名前を聞くと、有名な女性歌手と同じWだという。「あの映画で彼女の歌が好きになったよ」と言うと、「ケビン・コスナーのね」と彼女は笑いながら言った。土曜の夕方のバーも悪くない。
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