私が愛したお酒たち

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増税対策は万全だった

今日(2019年10月1日)から、消費税が10%になった。先日、ススキノの「勝のやきとり」で、「増税前は駆け込みで買うものが多くてね。ビール、日本酒、ワイン、ウィスキー…」と指折り数えたら、勝さんも師匠も「そうだよな」と笑っていた。
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「ひやおろし」三昧の夜

北の錦、出雲富士、綿屋、杜の蔵のひやおろしを楽しんだ。乾杯は「北の錦 純米大吟醸 雪心」。ほかにも「一歩己 純米吟醸」「町田酒造 カタカナマチダ」「天明 秋の純吟 生」など。記憶にしっかりとあるのは、出雲富士のさっぱりとしたうまさ。
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蕎麦屋の天ぷらで喜久酔(札幌円山・清流庵)

カウンターに陣取って、天ぷらの盛り合わせを頼む。お通しとだし巻き卵(これも逸品)でビールを飲み、それから日本酒へ。天ぷらをかりっ、喜久酔をくいっ。冷房がないので、窓から麗しい夜風が入る。2杯ほど飲んだところで、せいろか冷やしたぬきで仕上げ。
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秋風に「アパッシメント」が恋しい(イタリアの赤ワイン)

2,3年前からだろうか、ローソンの赤ワインが充実してきた。1000円から1500円と、私の守備範囲の赤が5,6種類並ぶ。その中でクセになったのが、「アパッシメント」と呼ばれる製法で作った赤ワイン。これは陰干ししたブドウを醸造する。
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夏野菜に合う! 上川大雪酒造の「特別純米きたしずく」

上川大雪酒造の「特別純米きたしずく」を発見した。この5月に飲んだ大吟醸の「きたしずく」を思い出し、迷わず購入。特別純米では「彗星」もあったので、店員さんに聞いてみると、「旨みはきたしずく、キレのよさは彗星ですかねぇ」と教えてくれた。
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人類の晩年を素直に暮らす(函館、ギャラリー村岡)

2019年8月10日の朝日新聞。「北の文化」欄に、ギャラリー村岡の店主、村岡さんの文章が掲載されていた。タイトルは「教会群と、風土がはぐくむ工芸品」。函館の景色、歴史、人との交流を語る語り口に、長い時間が醸したふくよかな香りが漂っていた。
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夏のワインは緑色 vinho verde

こう毎日暑いと、ビールに続いて冷えた緑のワインが飲みたくなる。ポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデは、完熟前の若いブドウの実を摘んで作ることから、こう呼ばれる。微発泡性で、若々しいすっきりしたワインである。
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ビアガーデンで歌ったら(札幌市・大通公園)

札幌の夏はビアガーデンとともにやってくる。11丁目会場「札幌ドイツ村」では、メニューに「乾杯の歌」が書いてある。午後7時、その歌をお客全員で歌い、最後に声をそろえて「ブロースト(乾杯)」と、ジョッキを合わせた。
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1本の缶チューハイから

「街頭演説が終わった後、私と同じ就職氷河期世代の男性が近づいてきて、今日飲もうと思っていた缶チューハイをカバンから出して、私にくれたんですよ。寄付するお金がないから、せめてこれだけでも飲んでくれと。これは重かった」
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あのウィスキーをもう一度 Drink it again

思い出したようにウィスキーが飲みたくなることもある。そんな時はFAMOUS GROUSEだ。きっかけは、函館のギャラリー村岡の村岡さんと話したことだった。このウィスキーの香りに酔いながら、私は自分の知らない時代の自由さを味わっている。
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