カダフィの娘から連絡が(インスタグラムの洗礼)

旅のかけら
以前に訪れたモロッコの城塞跡。

最近、インスタグラムを始めた。ずいぶん遅いデビューである。スマホにアプリを入れると、知り合いがたくさんやっているのがわかり、ちょっとびっくり。私より年上の方もけっこういて、世の中SNSでつながっているんだなあと、今さらながら感心した。

2度ほど写真を投稿した後、私のフォロワーになった海外の女性がいた。もちろん、知り合いではない。プロフィール写真は中年の女性で、高級そうなスカーフを巻いている。金髪で、顔立ちは完全なヨーロッパ人に見える。なかなかの美人だ。

私は深く考えもせず、その人のフォロワーになった。美人に弱いからだ、と率直に認めよう。すると、その人からメッセージが入った。「Hellow」。私もメッセージを返した。「Hi」。その人は次に自己紹介を送ってきた。英語なのだが、日本語にすると「私はアイシャ・カダフィ。あなたは?」。それにも返事をした。すると、次に来たのは「私はリビアの前大統領の娘です。国連で大使をしていました。トリポリにいます」。

それに続いて3つほど短いメッセージが来たが、ブロックしてしまった今、正確な内容がわからない。たぶん、これはちょっと怪しいぞと感じるようなことが書いてあったのだろう。もちろん、私はネット検索した。すると、やはり詐欺らしい。「パパの遺産を移す手伝いをしてほしい」などの話を持ちかけてくるようだ。

戦後の日本でも「M資金」など巨額資金をにおわせる詐欺事件が相次いだ。リビアの体制崩壊に乗じて、似たようなことを考える輩がいるのは、それが人類共通の発想だということなのかもしれない。そう考えると、一概に「こんなバカな話に乗るやつはいないよ」と笑ってもいられない。

ところで私のフォロワーにはもう一人、海外の人がおり、私もフォローしている。味のある写真をアップしていた人なのだが、今朝見たら、ちょっと刺激的な女性の写真を載せていた。こいつも怪しい…。

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