コーヒー豆は自家焙煎で

本日の一品

えぐみのないコーヒーを淹れるコツ

おいしいコーヒーはいいものだ。ただ、あまりたくさんは飲めない。飲みすぎると、胃が痛くなるのだ(インスタントコーヒーだと、さらに気持ちが悪くなる)。体質的に相性が良くないらしい。だから、せいぜい1日に2杯が限度である。しかし、と言うべきか、だから、と言うべきか、せっかく飲むのなら、うまいコーヒーが飲みたい。

先日、あるコーヒー豆焙煎会社の創業者に聞いたのだが、「豆はしっかり焙煎すると、それだけ水分が飛んで軽くなる。うちではダブル焙煎といって、二度焙煎しているので、同じ重量の豆であれば、よその会社よりも豆の量が実質的には多いんです」という。水分をしっかり飛ばすことで、えぐみもなくなるそうだ。その方はコーヒー業界50年というその道のプロであるから、最近、私はその言葉に従っている。

ファミマの「濃いめ」がうまかった

どうするかというと、買ってきたコーヒー豆を自分でもう一度、焙煎するのだ。これを「自家製ダブル焙煎」と、自分で名づけている。一人分であれば、小さなスキレットに半分くらい、中火で30秒程度炒ればいい。ちょっと豆を冷ましてから手回し式のコーヒーミルでゴリゴリと挽き、コーヒープレスで淹れる。時間は4分。これで香り高いコーヒーが楽しめる。もう一つ、そのプロが教えてくれたことがある。「淹れるお湯の温度は90度前後です」と。沸騰したお湯に、少々水を加え(分量は勘です)、ちょっとかき混ぜてから、注ぐのだ。

コーヒー豆は焙煎後も吸湿するから、できるだけ焙煎したてがいい。私は札幌の早川コーヒーで買うことにしている。たまにアウトレット品があり、500グラムで1000円以下のお買い得に当たることもある。ささやかな喜びであるが、これがうれしい。まあ、最近はめったに見かけないので通常の豆を買うのだが、それでも焙煎したての豆が200グラムで600円くらい。いい店である。
ところで、昨日ファミリーマートで100円のコーヒーを買い、初めて「濃いめ」のボタンを押して淹れてみた。これが予想以上においしかった。自分が違いの分かる男かどうか、ちょっと自信がなくなっている。

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