3日連続の点滴

酒のみの健康術

腹痛と発熱で、いつもの病院へ

私はあまり病院に行かない方だと思う。去年、2年ぶりか3年ぶりで、健康診断代わりに胃と大腸のカメラを飲み、エコーを撮ったが、異常はなかった。ピロリ菌もいない。血液検査の結果も、ほぼ正常値の範囲だ。女医さんに「脂肪肝です」と告げられ、少しは酒を控えようと思ったくらいである(もちろん実現していない)。もっともその時、右の腎臓にがんの疑いを指摘され、精密検査を受けたが、これも異常はなかった。その顛末は以前にちょっと書いた。

ところが先日の日曜、午前中に寒い思いをしたせいか、おなかが急に痛くなった。体もかなりだるい。夕方から熱が出始め、夜中には38.5度まで上がった。夕食は食べられず、ビオフェルミンを大量に飲んだ。湯たんぽで足を温め、15時間眠ったら、翌朝は平熱に戻った。だが、下腹と体の節々は痛み、気力はゼロ。何とか車を運転し、9時前にいつもの女医先生のもとへ。去年の暮れ、インフルエンザでお世話になって以来である。

白衣の天使に遭遇

先生はおなかを触診し、「急性胃腸炎ですね。最近、多いんです」と言う。「寒さのせい? それとも暴飲暴食?」と聞くと、「もともとウィルスが体に入っていたのでしょう。寒さはきっかけです。最近、人ごみに出ましたか」と言う。そういえば、金曜の夜、ススキノでけっこう飲んだ。ノロウィルスのように食べ物からではなく、空気で感染するタイプもあるのだろうか。いずれにしろ、点滴を受けることになった。
最初に採血し、1本目の点滴を受けているうちに結果が出るらしく、2本目も追加されることに。どうやら、私の胃腸はかなり悪いらしい。ベッドでうとうとしていると、時々看護師さんが見に来て、「体調は変わりないですか」と、優しい声をかけてくれる。その一人は仲間由紀恵似で、弱っている身としては白衣の天使に見える。

翌日も点滴となったのだが、点滴後、先生が「今日、炎症マーカーのCRPが相変わらず高いので、2本目の点滴で炎症を抑える薬を多くしました。明日も来てください」とのこと。CRPの正常値は0.0~0.2だが、初日が13.6、2日目は12.1だった。つまり、通常の60倍である。ネットで調べたら、重症に近い値だ。結局3日目の点滴後、ようやく4.8に落ち、4日連続は免れた。病院を出る時に、廊下で仲間由紀恵さんとすれ違ったのだが、むしろお笑い芸人のたんぽぽ・白鳥久美子さんに似ていると思った。私はベッドで眼鏡をはずしていたのだ。皆さんも、どうぞご自愛を。

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