帯広の夜は更けて

酒場物語
「てんかつ」の地酒と造り。

1軒目では北島酒造の「ひっぱりだこ」

7月、8月と、2か月連続で帯広出張をした。7月は単独行動だったので、お気に入りのホテル「エリアワン帯広」(元はラブホテルだったらしく、部屋も風呂も広いのだ)にチェックイン。すぐ「十勝之長屋」にある「天ぷら てんかつ」へ。カウンターのみの店なので、店主と会話しつつ、明るいうちから天ぷらとビールだ。店主は元鮨屋さんなので、造りもうまい。というわけで、日本酒に切り替えて、造りも注文。地酒は滋賀の「ひっぱりだこ」。北島酒造という1805年創業の蔵である。ラベルが面白いのは愛嬌で、すっきりした、いい酒だった。タコと一緒に味わいたかったな。

いい具合に酔って、素直にホテルに帰ればいいのだが、まだ7時。薄明るい街を一人で歩くと、もう少し飲みたい感じになってくる。というわけで、「彦左衛門」へ。お気に入りの居酒屋で、マグロ料理がいい。飲み放題コースには地酒プランもあり、のん兵衛には居心地のいい店である。が、この日は1杯にとどめるつもりなので、熱愛する宮城の「伯楽星」。

「彦左衛門」のマグロ。大ファンである。

料理長の勘違いなのか、マグロの造りの盛り合わせ(美味!)が来たので、「あれ、注文してないよ。いいの?」と言ったら、「どうぞどうぞ」と言われ、感激。ありがたく楽しみました。最後にもう一軒バー「黒んぼ」で、ウィスキーを飲んで終了。夏だというのに、マイルス・デイビスの「枯葉」をリクエストしてしまった。マスターも音響も、いい店です。

「彦左衛門」で地酒の飲み放題

8月は三人で飲みに行ったので、先日のお礼も兼ねて、「彦左衛門」へ。もちろん、地酒の飲み放題をたっぷり堪能した。この日、初出勤というサービススタッフの若い女性が、注文を勘違いして「マグロの竜田揚げ」(これも美味!)を運んできた。前回に続けて、これもご馳走になってしまった。もしかしたら、この店と私の相性は限りなくいいのではないだろうか。店としては、同意しかねるかもしれないが。

大満足で店を出て、二軒目はメンバーの一人が知っているスナックへ。この店のママが、年の頃40前後の美人だった。ところが私は疲れが出たのか、急に酔いが回り、途中退場。あ、今思い出したが、このママ、実に脚が奇麗で、「ママの脚だけ撮影して、インスタにアップしていい?」と聞いたのだが、「うふふ」と笑って、スルーされてしまった。帯広は大好きな街の一つである。

コメント

Translate »